少なきを憂えずして、等しからざるを憂う 不患寡而患不均 |
唐末の歴史”資治通鑑”に関連して出てきた言葉
少なきを憂えずして、等しからざるを憂う 聞いたことがある
富裕層に富が集中し、経済が成長し、国家が栄える? という新自由主義
世界の富の約半分が 1%の富裕層に集中し、貧富の格差が増大!!
こんな時代だから孔子のことばを書き留めておこう
不患寡而患不均。
寡(すくなき)を不患(うれえず)して不均(ひとしからざる)を患(うれ)う
不患貧而患不安。
貧しきを患えずして安からざるを患う
蓋均無貧。和無寡。安無傾。
蓋(けだし)均しければ貧しきこと無く、和すれば寡きこと無く、安ければ傾くこと無し。
論語:季氏第十六
帰り道、国立博物館の ”お水取り特別展示” に立ち寄った
博物館脇に、いつもの道だけれどあまり注目しなかった ”鴎外の門” があった
鴎外の門と書かれた立派な石
猿の来し 官舎の裏の大杉は 折れて迹なし 常なき世なり
説明によると、森鴎外は大正17年(1918)から、帝室博物館長として
奈良に来て、その宿舎の門だけが残っているということらしい
道路から大仏殿が見える
イチョウの季節は黄色いじゅうたんになる東大寺・西大門跡
霙混じりの雨に降られた帰り道、まだ寒いです~~