マッターホルン花紀行4 3000m付近の花カーペット |
厳しい寒さの岩道にも夏が、植物はみな、岩や地に守ってもらうように
苔のごとく地に張り付いて花をつけていた
①サクシフラガ・オポシテフォリア(イワツヅリ):ユキノシタ科ユキノシタ属
②ハイキングコースはマッターホルンを正面に見ながら、登山鉄道とほぼ平行して歩く
あっ、石を積んだケルンの向こうにマッターホルンが隠れている、右峰はダン・ブランシュ
③地面を見ながら進むと背の低い花がいろいろ、図鑑から勝手に名前をつけると
ラヌンクルス・グラキアリス:キンポウゲ科クンポウゲ属
☆2300-3200mのガレ場岩の斜面に生える
☆葉は3深裂、多肉質で光沢あり・・・零下の寒さに耐えるためかしら
④リグスティクム・ムテリノイデス:セリ科
☆高山の小石交じりの草地に生育、高さ5-20cm
⑤サクラソウのようなかわいい花
アンドロサケ・アルピナ:サクラソウ科
⑥小さいお花畑
オクシトロピス・ジャクイニイ:マメ科
☆葉は20-30枚の小葉からなる羽状複葉で豆ができるらしい
⑦お隣には白いサクシフラガ:ユキノシタ科 が地に張り付くように
⑧雲に隠れたマッターホルンが少し見えるてきた~~
⑨⑩来た道を振り返ると、鹿のような、登ってきた人に名前を聞いたけれど忘れてしまった
KawazuKiyoshi さまのコメントに刺激されて調べると
アルプス・アイベックスというウシ科ヤギ属 の動物のようです
段差が輪状についた立派な角が特徴です
⑪ムラサキサギゴケのアルプス版かしら
⑫こちらはアルプスナズナ??:アブラナ科
⑬アルプス版の小型フランスギク
レウカンテモプシス・アルピナ:キク科
☆乾燥したガレ場や小石混じりの草地に生育
⑭⑮リンドウに出会った・・ツェルマットには17種ものリンドウが分布するらしい
ゲンティアナ・オルビクラリス:リンドウ科
☆茎がなく草丈5cmほど
⑯登山列車が行く
⑰マッターホルンがかすかにその姿をあらわした
⑱⑲サクシフラガ・プリオイデス:ユキノシタ科ユキノシタ属 が岩に抱かれるように
⑳肉厚の葉のアルプス版ハコベ:ナデシコ科ミミナグサ族
3089mから2800mまで、岩やガレ道で、地に守りを求めて咲く可憐な花たち
みなサボテンに似て多肉性、美しい地のカーペットを夢見心地で歩いたことでした♪♪
植物名は以下の書によりました
「高山植物ポケットガイドスイスアルプス」岡田希世子著
「スイスアルプスの花を訪ねて」小島潔著
Philip's Wild Flowers of Britain and Northern Europe
今日もスマイル
外国の花はあまり馴染みがなくてよくわかりませんが、その可愛らしさ、美しさはよく分かります。
こんな可憐な花を見ながら、3000m級の山を歩く気分は最高でしょうね。
リンドウ、何とも愛らしいです。
登山列車、すごいですね。どこまでのぼって来るんでしょうか。
普通でしたら、見れない景色、高山植物の花々を心ゆくまで
見せて下さって有難うございます!
マッターホルンを眺めながら、地に咲く小さな可愛い花たちを見て、
実際の感覚が分かり感動します~・・
与えられた花の生命を惜しみなく咲く姿に、健気さと強さを感じ、
そして心までも癒されすようです~(^^♪
素晴らしいアルプスのハイキングコースですね!
思わず息を呑むような高峰の峰峰に地を這うように生息する可憐な高山植物、思わず口笛を吹きたくような風景です。
こんな高所に鉄道を作った人間もすごいものだと思います。
sirabiso
ゆっくり進むので素敵でした。
ハイキングコースから見ても山に溶け込んで~~
そのほかケーブルカー、ゴンドラ皆完備していて
わたしのような普通の人が自然に入っていけるので
ありがたかったです (^-^)♪♪
周りの景色にぴったり溶け込んでいるので
素敵でした。
乗っても、降りて外から見ても・・・
まきちゃんが行かれたのはどちらでしたか?
私は40年近く前、ユングフラウへ行ったのが
いまだに美しい思い出として残っています。
3000mでは地面に張りついているようで
低くなるのつれて背が高く
草花の種類も変わっていくのがおもしらかったです。
で・・・高いところから順に整理していこうかと
思っています。思い出しながら・・・
ゆっくり進むので素敵でした。
まわりの景色にも溶け込んで・・・
私のように登山できないものも
高いところにつれてってくれて
歩けるところはどうぞと、コースが準備されていて
だれでもいらっしゃいといっているようで
楽しめました ♪♪